HubSpot のフォーム機能が無料で使える!?自社サイトでリード情報を獲得し、管理してみよう!
HubSpotのフォーム機能が無料で使える!?
どうも、エンジニアのおーみです。
手軽に無料でずっと使えるフォームサービスないかなーと、サイト運営に携わる方であれば1度は思ったことはありませんか?
しかしながら、いざ自前でフォームを実装しようと思っても、使用するプログラム言語やそれを使用するサーバー環境、HTMLマークアップ&デザインetc...と、実装するには中々悩ましい問題を解決する必要があります…。
ですがつい先日、HubSpotのフォーム機能が無料で利用できるようになり、先述の悩みが一気に解決できるようになりましたので今回ご紹介したいと思います。
無料版フォームの特長
主な特長は下記の通りになります。
- 期限付きのトライアル版などではなく、無期限に無料で使用可能!
- いくつでもフォームの作成が可能!
- フォームの項目は任意にいくつでも設定可能!
- 作成されたフォームごとに発行されるJavaScriptタグを実装させたいページに張り付けるだけでOK!
- 作成したフォームはチームで(人数に関係なく)共有可能!
- フォームで送信された際のあらゆるデータ(リード情報)が保存される!(最大100万件)
JavaScriptさえ使えればよいので、Youtubeの動画をWebページに表示させる感覚で使用でき、サーバー環境に全く依存せず気にしなくてもいいのがありがたいですね。
※当情報は2018年4月時点のものになります
設定の仕方
物は試しで早速設定してみましょう。まずはHubSpotのサイトでアカウント登録します。
正式には「HubSpot CRM FREE」を利用します
フォームを作成する
サインイン後、画面上部に黒背景のメニューが表示されるので、「リードの獲得」>「フォーム」と移動し、「フォームを作成」を選択します。必要な項目を設定し完成したら「公開」ボタンを押します。
必要な項目を左のエリアから右にドラッグ&ドロップ
実際に自分のサイトに反映してみる
「公開」ボタンを押すと、コードが発行されるので、それを掲載したいページのhtmlファイルなどに張り付けてFTPソフト等でアップロードします。※ローカル環境での表示確認はできません
CSSやJavaScriptを特に設定しなくても、整ったデザインのフォームが出力されます!
正常に表示されました。お手軽すぎぃ。
実際に送信してみる
試しに送信してみましょう。しばらくすると送信されたデータがHubspot側で蓄積されるので、Hubspotの管理画面>「コンタクト」>「コンタクト」に移動するとメールアドレス単位でリード情報が確認できます。
この様な感じで情報が記録されます。
もっと踏み込んでHubSpot有料版も利用してみたい方へ
最後に有料版との違いについて簡単にご紹介いたします。有料版の場合、わかりやすいところで下記の違いがあります。
- 作成したフォームのパーツに自分で用意したCSSを上書きして理想の見た目に変更出来る!
- 作成したフォーム下部に表示される「Powered by HubSpot」のクレジット表記を非表示にできる!
- 依存項目設定など、フォーム機能の一部機能の制限が解除され、複雑なフォームが作成可能!
- コンタクトアクティビティー(フォーム送信後の動きの記録)のデータ保存制限(free版は7日間まで)が解除される!※データ保存制限があるのは行動パターンのみで、ステータスやそのほかのデータはずっと保存されます
- 電話とEメールによるHubspotサポートが受けられる!
- マーケティングオートメーション機能が利用でき、Eメールをはじめ、さまざまなプロセスやタスクを自動化できるようになる!
- Salesforceとデータベースを統合することができ、Eメールの開封情報やリードに関する詳しい情報を入手したり、収益レポートが作成可!
エンジニア目線ですと上3点が気になるところですね!そこがクリアできれば、あらゆる案件で提案・導入が期待できそうです。
最後に
自前で作成するフォームは、費用やリソースの面から最低限の機能(ユーザーや管理者宛に通知メールを送信して、そのログが残る程度)の実装の場合が多いかと思いますが、世界中で使用されているMAツールのHubSpotは、ただのフォーム機能に留まりません。
本記事で紹介したフォームサービスは「HubSpot CRM Free」という、HubSpotの無料顧客管理サービスの一機能となり、フォームから送信されたデータがリード情報として保管され、その先の取引状況の情報などもCRMツールとして管理することが可能になります。
有料版になりますと、蓄積されたデータを利用して、さらにその先のマーケティングや顧客開拓などのセールス活動が行うことができますが、それはまたの機会にご紹介できればと思います。
必要十分すぎるほどの機能に加え、フォームはいくつでも作成可能なので、まずはお気軽にフォーム機能を試してみることをおススメいたします。そして送信されたリード情報が管理画面内にどんどん溜まっていくのを確認いただければ、「その先」のことがしたくなるかもしれません!
「その先」の実践をご希望という方は弊社までぜひご相談ください。