会社の空気が重い!ストレスに潰されない打開策と気持ちの盛り上げ方
ゲストライターの伊藤百世さんの記事をお届けします。
伊藤さんは、Webディレクター・ライター業務をメインとし、新規店舗のブランディング・運営企画にも携わるなど、多岐にわたり活躍されています。今回は社内の雰囲気の悪さを打開する5つのポイントを伊藤さんがご紹介!
朝出社すると、なんだか社内の空気がどんより。話しにくい雰囲気が漂っていることがありますよね。仕事でのミスや上司の機嫌、叱責、同僚同士のいざこざなど、会社がうまく回っていないときにはどうしても起こりがちな空気です。そういった空気が充満していると、どんどんそれが日常になってしまい、会社の雰囲気が常に暗くなりがちに。そのまま仕事を続けていると、気分もイライラ、ストレスを感じやすい精神状態に陥ってしまうかも。そんなとき、どうしたらいいのでしょう?自分自身が気持ちよく仕事をできる環境づくりにトライしてみましょう!
1.まずは空気を悪くしている原因を突き止めよう
会社の重い空気で一番困るのが、居心地の悪さ。特に気分は悪くないし、ミスもしていないけれど社内全体を覆うモヤモヤした雰囲気で、自分の気持ちまで滅入ってしまうこともありますよね。改善しようにも、原因がわからなければ空回りしてしまいます。まずは、なぜ重苦しいムードになってしまうかを考えてみましょう。
上司が高圧的、パワハラ気味で何がきっかけで怒り出すかわからない
これは非常に多い理由のひとつではないでしょうか?少しの雑談はもちろんのこと、仕事でわからないことを尋ねたり、お客様からの伝言を伝えようとするだけでも、何かしらの逆鱗に触れてしまい激昂されてしまう、あるいは、嫌味を言われてしまう。そういった体験が積み重なると、なかなか言葉を発することが難しくなってしまい、鬱屈した気持ちを抱えるようになるものです。そうした上司から発せられる威圧のオーラと、個々のマイナス感情が具現化した結果、オフィスの雰囲気がどんどん曇ってしまっているかもしれません。
無論、怒り出すまでではないにせよ高圧的な雰囲気を常に醸し出しているメンバーがいると、質問しづらい空気感があったり、失敗やミスを異常に恐れることにもなりかねず、良い影響を生むことはほとんどありません。
そもそも職場の人間関係が悪い
足の引っ張り合いが横行していたり、悪口や陰口が蔓延している職場だと、皆が戦々恐々としてしまい、探り合うような良くない雰囲気でオフィス全体が覆われてしまいます。自分が悪口に参加しなかったとしても、悶々としたムードの中でさわやかな気持ちでいろ、というのは無理なもの。仕事でもミスが多くなりがちになってしまう、大変危険なパターンです。
過度に社員同士を競わせたり、営業成績によって威圧的に叱責したりする環境でも、こういった状況に陥りやすくなります。
クラッシャーがいる
失敗をしたり気に入らないことがあると、感情的に泣き叫んだり怒鳴り散らす社員、朝の挨拶を返さず態度が悪い社員など、穏やかな雰囲気を壊すメンバーがいる場合も。そうした態度を注意したり叱ったところで、よりいっそう硬化してしまうため対処のしようがないかもしれません。彼らがこのまま上役になれば、それこそパワハラ上司に変貌しかねないため、若いうちに矯正しなければ本人にとっても周囲にとっても、不幸な結末しか訪れません。
実は勘違いのパターンも?
特に制作系の現場や事務作業が忙しい職場だと、ことに繁忙期ともなれば非常に忙しく、他のことには目もくれず仕事に集中していることがしばしば。業界に入りたての新人であればあるほど、そうした研ぎ澄まされた環境を、空気が重いと勘違いしてしまうこともあるかもしれません。もちろん、和気あいあいと仕事ができる職場は理想的ですが、本来利益を出すための場。やるときはやる、という先輩たちの姿は決して悪い雰囲気を醸成するものではありません。
2.空気の悪さを打開する5つのポイント
花や緑を飾ってみよう
まさかそんなことで、と思った方にこそ試していただきたいのがコレ。社内にお花や観葉植物を飾ってみてください。花や緑にはストレスを軽減したり、体調を整える効果があると農林水産省でもデータを発表しているほどです。
参考:花と緑には、「ストレス軽減効果」 - 農林水産省
http://www.maff.go.jp/j/seisan/kaki/flower/pdf/2806_meguji2.pdf
植物による癒やしの効果で、穏やかな気持ちを保つことができるかもしれませんよ。突然大きな木を設置することは難しいので、まずはデスクに小型の苗木や花瓶に好きな色のお花を飾ってみてはいかがでしょうか。
コミュニケーションの機会を増やそう
どんよりムードを打開するには、やはりコミュニケーションが不可欠です。態度が悪い社員にも、自分から挨拶を心がける、同僚に笑顔で話しかける、上司には素直な受け答えを心がける。決して媚びを売るというわけではなく、日頃円滑なコミュニケーションを取っておくと、お互いの人となりを理解し合うことに繋がるので、トラブルが発生した際にも相談がしやすくなる筈です。
また社内勉強会やランチ会などを開催してみると、普段は見えないメンバーの顔が見えるかもしれません。
嫌われたくない、をやめる
誰だって、みんなに好かれる健やかな自分でいたいもの。できれば嫌われたり、悪感情を持たれたりはしたくありませんよね。先程、コミュニケーションの機会を自分から増やそうとは提案しましたが、どうしようもなくストレスを感じてしまうのであれば、無理に我慢し続けることはありません。世の中には気が合う人も合わない人もいます。どうしても付き合いにくさや、会社に行くことにストレスを感じるようでしたら、好きになってもらう努力をするのではなく、同僚としてのドライな関係に徹しましょう。結果、嫌われてしまったとしても、それは自分が悪いわけではないのです。心の健康を優先してほしいと思います。
物事をマイナスにとらえない
原因のひとつとしてお話したように、空気が悪いと思うこと自体が勘違いの可能性もあります。納期前や決算期などの忙しい時、そもそも雑談が少ない職場など、集中できる環境が必要な職種はいくらでもあります。「もしかしてなにか悪いことをしたのかも」「怒られているのかもしれない」と気になる気持ちはわかりますが、すべてをマイナスにとらえてしまうと、仕事が捗りません。まずは職場の雰囲気を掴んで、自分がどういった仕事ができるのかを考えましょう。間違っても、集中している先輩たちに雑談ばかりを仕掛けることはしないようにしてくださいね(笑)。
転職する
色々なことを試してみたけれど、どうにもうまくいかない。毎日朝起きるのが憂鬱だ。休日だけを楽しみに生きている。そんな状態になってしまったら、転職を考えてみませんか? 泣きながら過ごすより、笑って過ごす毎日を送ったほうが心にも身体にも絶対に良いことです。自分自身の希望や将来図と向き合ってみることも、大切かもしれません。
転職やキャリアアップをお考えの方は下記の記事もぜひご覧ください。
キャリアアップはしたいけど今の会社が好き。次に踏み出すきっかけを見つけよう!https://blog.pensees.co.jp/job-hopping
3.まとめ
会社の雰囲気を根底から変えるのは、個人の力だけではどうしても及ばないこともあります。それでも、少しでも自分の心持ちや行動しだいで小さな変化につながるのであれば、それはとても大きな一歩です。周囲を徐々に巻き込みながら、みんなが気持ちよく働ける環境を作っていきたいですね!