HubSpot お悩み逆引き辞典
本ページでは「お悩み逆引き辞典」と称して、抱えている課題別に最適なHubSpotの機能を紹介します。結果的にHubSpotのほとんどの機能の概要をキャプチャ付きで解説していますので、各機能の役割を把握するのにもお使いいただけます。
目次
効率的に顧客管理・営業活動を行いたい
- コンタクト [コンタクト → コンタクト]
- コンタクトはCRMの基本となる機能です。「訪問者はどのような人か」「訪問者がどのような行動をしたか」「訪問者と自社のスタッフがどのようなやり取りをしてきたか」などを確認することができるほか、この画面からメールを送るなどのコミュニケーションを行うことも可能です。
- 会社 [コンタクト → 会社]
- コンタクトが各個人の情報を格納しているのに対し、会社は企業単位で情報を格納しています。その会社に属しているコンタクトや、取引などももちろん確認することができます。
- アクティビティフィード [コンタクト → アクティビティフィード]
- コンタクトの行動を会社などに関わらず、一気通貫して確認することができます。「Eメールの開封のみ」「ミーティングの予約のみ」など、アクティビティを絞って表示することも可能です。
- リスト [コンタクト → リスト]
- コンタクトを特定の条件や属性に従って分類します。リードセグメンテーションを行う機能で、マーケティングオートメーションの基本となります。→ リストの解説ページ
- 取引 [セールス → 取引]
- 商談の内容、詳細、ステータスを管理する機能です。取引は会社やコンタクトと紐付き、1つの会社、1つのコンタクトに対し複数の取引を作成することが可能です。取引には自社の製品を紐付けたり、取引の内容を基に見積書を作成することも可能です。
- ドキュメント [セールス → ドキュメント]
- 営業資料やサービス紹介資料など、顧客に頻繁に送信することのあるファイルを格納する場所です。Eメールの添付にドキュメント上のファイルを選択することで、ファイルがどれだけ開かれたかを計測することもできます。
顧客とのやり取りをスムーズにしたい
- 受信トレイ [コミュニケーション → 受信トレイ]
- 後述するチャットフローのやり取りを行います。お問い合わせ専用Eメールアドレスなどを登録すれば、Eメールの返信を行うことも可能です。
- チャットフロー [コミュニケーション → チャットフロー]
- webサイトに、訪問者をフォローするチャット機能を搭載します。営業時間や離席中の時間を設定して、チャットボットに返信させることも可能です。JavaScriptの埋め込みコードが発行されるので、HubSpot CMS以外のwebサイトにも埋め込むことができます。
- スニペット [コミュニケーション → スニペット]
- 顧客とのやり取りによく使う文言を登録し、再利用できる機能です。コンタクト内のEメール返信機能や受信トレイなどで呼び出すことができます。
- テンプレート [コミュニケーション → テンプレート]
- スニペットよりも長い、メール全文の定型文などを登録、再利用できる機能です。スニペットやドキュメント、ユーザートークン(相手の情報をコンタクトから自動的に取得して割り当てる機能)、後述するミーティングリンクなども紐付けることができます。
- ミーティング [セールス → ミーティング]
- GoogleカレンダーやOffice 365のカレンダーと連携することで、相手にURLを送るだけでアポイントメントの調整が可能になる機能です。→ ミーティングの解説ページ
戦略を練りたい
- カレンダー [マーケティング → 計画と戦略 → カレンダー]
- 「いつ何をするか」をカレンダー上に可視化してタスクを追加することのできる機能です。過去のブログ記事の公開やEメール配信、ソーシャル投稿のログなどを確認することもできます。
- キャンペーン [マーケティング → 計画と戦略 → キャンペーン]
- ウェブサイトページやランディングページ、Eメール、CTA、ソーシャル投稿など、各マーケティング活動の効果を1つの視点に集約するための機能です。マーケティング施策の効果測定において、このキャンペーンの設計、定義の仕方が非常に重要になってきます。
- SEO [マーケティング → 計画と戦略 → SEO]
- 軸となるトピックを追加し、そのトピックを中心に関連するトピックの洗い出しや、それに紐付くコンテンツのマッピング・可視化を行うための機能です。主にコンテンツ制作の戦略立案に使用します。
マーケティング活動を効率化したい
- 広告 [マーケティング → 広告]
- FacebookやInstgram、LinkedIn、Googleの広告と連携し、HubSpot内のデータを用いて的確かつ効率的なターゲティングを行います。それだけでなく、より正確なROI(Return On Investment 投資利益率)を測定することも可能になります。
- ソーシャル [マーケティング → ソーシャル]
- FacebookやInstgram、LinkedIn、Twitterのアカウントと連携しHubSpot内から、HubSpotのキャンペーンに紐付いた投稿が行えるようになります。その他にも他者からのリアクションの一括確認やソーシャル投稿の効果測定、指定した単語やユーザーの発言などのモニタリングをすることができます。
- シーケンス [自動化 → シーケンス]
- テンプレートにて作成したEメールの文言を使用し、顧客へ一連のEメールを送信する機能です。条件が主に「○日以内に顧客のアクションが無ければ、次のタスクを実行」であるため、主に顧客への機械的なフォローアップやリマインドに使用します。
- ワークフロー [自動化 → ワークフロー]
- 「○をしたら何をする」というアクションを幾つか積み重ねてシナリオを作成し、「コンタクトや会社、取引のプロパティ(情報)に変更があった」「どのページを閲覧した」「どのフォームを送信した」などの様々な行動をトリガーとして、あらかじめ作成したシナリオ通りのアクションを自動的に実行する機能です。まさにマーケティングオートメーションの肝といえる部分で、よいシナリオ作成には多くの試行錯誤の経験が必要になります。→ ワークフローの解説ページ
サイトやマーケティング、営業活動の効果を測定したい
- アナリティクスツール [レポート → アナリティクスツール]
- トラフィックからチームメンバーの生産性まで、様々なデータを可視化して解析するためのツールです。CRM・SFA・MAからCMSまでオールインワンであるHubSpotだからこそできるデータの出力です。
- ダッシュボード [レポート → ダッシュボード]
- 上記アナリティクスツールで確認できるデータのうち、表示させたいデータを自由にカスタマイズする機能です。
- レポート [レポート → レポート]
- さまざまな指標の概要を個別に確認することができます。どのデータをどのように表示するか、カスタムレポートとして独自に作成することも可能です。
社内のタスク管理を行いたい
- プロジェクト [マーケティング → 計画と戦略 → プロジェクト]
- 自由な粒度で、TODOリストを作成することができます。HubSpotを契約すると初期状態で「HubSpotの初期設定」が入っている他、繰り返しよく使うプロジェクトはテンプレートとしておくことも可能です。各タスクには担当者と期日を設定でき、説明やコメントを登録することもできます。
- タスク [セールス → タスク]
- 「コール」「Eメール」「To Do」から1つ選択し、実行すべきタスクを登録します。プロジェクトとの違いは、タスクはコンタクトと紐付けることができる点です。そのためプロジェクトは社内で完結するものが、タスクにはコンタクトが関わるものを登録するとよいでしょう。
- チケット [サービス → チケット]
- タスクと比較して、チケットはさらに優先度を設定したり、取引と紐付けることができます。タスクをチケットに紐付けることも可能です。Eメールのログなどもチケットに紐付けることができるため、取引が絡む場合や、1つのTodoをきちんとログとして残したい場合、タスクよりも大きい粒度が必要な場合に使用します。